カレェちゃん

ヤンゴンにいたカレェちゃんです。最近は働いています。賃金労働に反対している。

私たちはシャンカウスエを捉えきれていない。

こんにちは、カレェちゃんです。

突然ですが、みなさんはシャンカウスエという料理をご存じだろうか。

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「シャン」はミャンマーで1番大きな州で中国と接する・シャン州を指し、「カウスエ」は麺料理を指す。シャンカウスエ、潔い名前である。カレェちゃんは留学が始まってからシャンカウスエの美味しさにはまり、実に様々なお店でシャンカウスエを食べてきた。そして気付いてしまったのだ。食べるたびに変わる味、具材、麺。行く店行く店でその店オリジナルのシャンカウスエが出てくる。…そう、我々はシャンカウスエを甘く見すぎてはいないだろうか。そのレンジを、ポテンシャルを。よって自戒の念も込めこれまで食べてきたシャンカウスエをここで少し振り返りたい。そして食べるたびに謎が深まるシャンカウスエの魅力をみなさんに少しでもお伝え出来たらと思う。(今回はいつもと違うテイストをお楽しみください)

 

まず、シャンカウスエの基本情報から整理していこう。

麺の種類は2種類から選べる。細麺でもちもちな方と、平たい麺でモッチモチな方だ。カレェちゃんが注文する時は特に麺の指定はしない。そうすると細麺であることが多い。

次の写真は初めて平麺のシャンカウスエを食べた時。麺がモッチモチすぎて言葉を失った。麺の原材料を教えていただきたい。

f:id:kare_chang:20190616122941j:image上の写真のシャンカウスエには汁が少しある。シャンカウスエは通常汁なしか汁ありかを選べる。こちらもカレェちゃんはいつも特に指定せず注文するがほぼ汁なしが出てくる。たまにどっち?と聞いてくれるところもある。

f:id:kare_chang:20190616123013j:image具材のうち鶏肉、ピーナッツ、ネギ、ゴマはどのお店も大体共通していて入っている。赤く見えるのはトマトの赤さで辛くはない。基本の具材の他に何をトッピングするか、お店それぞれの色が出る。


f:id:kare_chang:20190616123008j:imageこちらはナッツが山ほど入っている。菜っ葉トッピングとはなかなか見ない。麺も極細なのが珍しい。


f:id:kare_chang:20190616122937j:imageこちらもなんとシャンカウスエ。ヤンゴンの少しオシャレなカフェで頼むとこうも違うか。ゆで卵、揚げ物、パクチーが入っている。

f:id:kare_chang:20190617165813j:imageこれは大学の学食で食べた1杯。このシャンカウスエで驚いたのは納豆が入っていたこと。シャンと言えば納豆。どうして今まで気づかなかったのだろうか…。シャンの食文化の融合、天才的にあうのだ。
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テーブルにシャンカウスエがやってくると楽しい時間の始まりだ。麺と具材、ソースをよく混ぜるのである。韓国の大食いYouTuberを見て学んだ麺の混ぜ方で、白い麺が隅々まで赤くなるまで混ぜる。麺に絡まったソースは濃厚で口に入れるたび「うまい」と脳に伝えてくれる。
f:id:kare_chang:20190616122945j:imageこちらは学食で食べた少し汁っぽいシャンカウスエ。店に入る前から今日はシャンカウスエの気分だと分かっていたとしても、ついポーズでメニューを見てしまうカレェちゃんである。


以上がカレェちゃんが食べてきたシャンカウスエの一部だ。ソースが絡んだもちもちの麺にカリカリのナッツ、小さく切られた鶏肉を一度に口に頬張ればその日一日のハッピーは確定したも同然である。日本にお店を出したら絶対流行るだろう。誰か出してくれないだろうか。
カレェちゃんはこれからも謎多きシャンカウスエの魅力について追究していこうと思う。