2023/12/13
「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」に行ってきた。とても感動したので簡単に感想を残しておきたい。
・《終わりなき研究》
重りのついたペンと台が振り子のように動くので好きな動きで回し、ペン先を紙に落とし作品が生まれるという装置。実際に体験してみると、装置をどのように動かせばどのような図形が生まれるのか、予想しながら何回も遊んでみたいと思った。
出来上がった作品は持ち帰らせてもらった。どれくらいの時間をかけたらどれくらいの作品ができるのか、加減が分からず早めに振り子を止めてしまったので、そこだけ再チャレンジしたい。
・《瞬間の家》
真っ暗闇の中、高い天井から水が勢いよく波打ち落ちていくのをストロボが照らすという作品で、展示の中では一番好きだった。ひんやりとした室内に充満する水の気配と、絶えず地面に打ち付けられる水の音、瞬間と瞬間の隙間を作り出す光、入ってくる情報はかなり絞られているのに想像力がどんどん広がっていく。
・ドローイング
太陽光や風によって描かれた作品群。どれも遠くから見ても近くから見ても美しい。《太陽のドローイング》は太陽光を集めてキャンバスを焦がしている。《風の記述》は塩水を利用しているものが、白の濃淡が印象的でとても好き。