ミャンマー映画『ဘာညာဘာညာ(あれやこれや)』を観に行きました。
こんにちは、カレェちゃんです。
昨日 Insein Rd.にあるガモンプインでミャンマー映画を観に行きました。
留学ももう折り返し地点に来て、未だにリスニングとスピーキングが全然出来てないなと感じているので、定期的に映画を観に行くことにしました。
その第一回として5月2日から公開されている『ဘာညာဘာညာ』という作品を観てきました。
前情報を特に仕入れず観てきましたが、ストーリーはちゃんと理解できました。
Mingalar cinemaのFacebookページからお借りしました。
ポスターを見てお分かりの通り、コメディです。
賑やか過ぎるくらい人が写り込んでます。
あらすじは、
ヤンゴンの大富豪の男が病に倒れ、死ぬ前に全国で関わりを持った女性たちの子供(家族)に一目会いたい、財産を相続したい、との願いを受け、彼の担当医とその看護師がミャンマー全国津々浦々を捜しまわる、というお話。
カレェちゃんが映画を観ていて面白かったのは、男女の性の表現の仕方です。
大富豪の男(ポスターでは下半身裸の人)は上手いこと全国で次々と女性と愛を結ぶわけですが、
ある時男は女性にプレゼントしたタメイン(布スカート)を頼りに夜這いをするのですが、そのタメインはその時その女性のお母さんが履いていて、間違って行為に及んでしまいます。
翌日楽しげに「昨日は楽しかったね」と男が話しかけると、女性は「待ってたけど来なかったじゃん!」と怒ります。
そして事実を知った2人は嘆き、男は去って行きます。。
夜這いのシーンはこの他にも出てきて、夜這い文化はミャンマーにもあったんだなと思いました。しかし今を生きる私たちは同意をしっかり取りましょうね。
他には「薪をくべる」ことで性行為を暗に示すシーンもあり、
家が揺れるシーンがあったり
キスシーンとかは全然ないのにそういうとこは良いんだな〜と少し不思議な感じ。
あとポスターもいろいろ引っかかります。
もう一度載せると
主要人物とかじゃないのにポスターに写ってる人がめちゃくちゃ多いです。ちょっとした面白ワンシーンに数分だけ出て来る人たち。
胸を鷲掴みにされてるセクシャルマイノリティの人もまた数分しか出演してないけど主人公の医者と看護師と同じ縮尺で写ってます。
逆に大富豪の子供である女優と障害を持つ男が一切写ってません。
1人が2人分写ってるのもあるし。
どういう基準なのかわからない。。
ポスターはなんとなく「面白そうとおもわれるように」作ってるのかなという印象です。
ミャンマーではまだまだセクシャルマイノリティの方々を「面白い」とする雰囲気があるので「胸鷲掴みもOK」ということなのでしょうか。
少し疑問を呈したい部分もありつつ、しかし物語は笑いにあふれたものでした。
私も全ての笑いどころを理解できたわけではなかったけど、登場人物たちの間抜けさにクスクス笑ってしまったり苦笑いしたりしました。
日本語も出てきましたよ。
ある僧院に泊まりたい医者と看護師は、医者を日本から来た観光客だと偽り、看護師はその通訳のふりをして僧侶にお願いすることに。
医者は知りうる限りの日本語を話します。
「スズキ、トヨタ、ホンダ!」「ヒロシマ、オオサカ!」「アジノモト!」
車と並んでやはり有名なのが味の素(အခ်ိဳမႈန္႔)なのだなと実感。
約2時間の上映中、4回ほど映像が止まってしまい、その度「あぁ〜」という声がそこらじゅうから聞こえて、みんなが映画を楽しんでるんだなと思いました。
この映画はまだ上映中なので、気になった方は是非劇場まで!
カレェちゃんは次ポケモンが観たいです。