2022/07/05
先月までの絶不調が嘘のように、健やかな気分なここ2週間。気圧、やはりお前だったのか…。
気持ちが落ち着いてきたから、また本・漫画・ドラマ見れるようになってきた。
最近みたのが当たりが多くて最高。
漫画『るきさん』
バブル時代に雑誌『Hanako』で連載されていた漫画。絵がめちゃくちゃ上手い、かわいい。
ひと月の在宅仕事を1週間で終わらせ、残りの日々をきままに過ごしてるるきさん。友達の、おしゃれでしっかり者のえっちゃんとの距離感がよい、落ち着く。ゆっくりゆっくり読んだ。
大きなリボンのついたワンピースの話と、お風呂に入る時に服を一気に脱ぐ話が好き。
読み終わった後に離れるが悲しくて、ピンバッジを買った。これはスキップをするえっちゃん。
ドラマ『海賊になった貴族』
貴族出身、家庭を捨てて夢だった海賊になったエレガントな船長と、最強と恐れられる生ける伝説のつよつよ海賊「黒ひげ」のラブコメディ。最高にキュートでラブで面白いから、毎話毎話「こんな素敵な物語を作ってくれてありがとう……」という気持ちだった。
絶体絶命の中で出会い、死にそうな彼を看病し、意外な共通点を見つけ、足りないところを補い合い自然と惹かれあいつつ、元彼が登場したり、両思いになるも「これで良いのか」とすれ違い、闇堕ちしてしまうという、王道展開モリモリで、だからこそ上質さがわかるしありがたかった。
S2は決定しているようなので、マジで一刻も早く制作が始まってくれることを希望します。
映画『わたしは最悪。』
甘い辛い苦いと劇薬のようなラブコメディ。面白すぎる…。社会的に恵まれていて何不自由ないけどどこか満たされない、何かを待っているような人間の解像度がごつすぎて、観ている最中も観終わったあともついつい自省をしてしまう鏡のような映画だった。
招待されてないパーティーに主人公のユリヤが参加して、男性と良い感じの雰囲気になるシーンは、恋愛疑似体験として最高で、セックス以外のあらゆる手段を使って相手を知ろうとする一番楽しいやつ!と興奮してしまった。
そして映画で最も印象的なシークエンスは、やはりオスロの街をユリヤが走り抜けるシーンと思う。本当に夢のようなロマンチックさで、私もこんな夢を一度でいいから見てみたい。
タイトルは自虐的で、確かにユリヤは最悪なのだけど、その最悪さは前向きに自分の人生を選択していった結果なのだから、最高な最悪だよね。私もユリヤのように最悪になりたい。